SUMIFS関数の使い方
Excelで複数の条件に合うものだけを合計したい場合は、SUMIFS関数を使用します。
1つの条件での合計を求めたい場合は「SUMIF関数」を使用してください。
例題を使ってSUMIFS関数の一般的な使用方法について簡単に説明します。
Sample
売上表から、営業所が「東京」で売上月が「5月」の売上の合計を知りたい

上記の例では、合計を表示させたいセルH4に以下のようなSUMIFS数式を入力します。
=SUMIFS(D4:D13,B4:B13,F4,C4:C13,G4)
[解説]
B4~B13が「東京(E4)」で、C4~C13が「5月(G4)」だったら、D4~D13を合計する。
上記の場合、SUMIFS数式は以下の順に入力します。
合計対象範囲 D4:D13
条件範囲1 B4:B13
条件1 F4(もしくは「”東京”」と入力)
条件範囲2 C4:C13
条件2 G4(もしくは「”5月”」と入力)
セル参照の代わりに、テキストや数字、日付を条件に含めることができます。
たとえば、上記の数式を書き換えて、合計する製品の名前を含むセルを参照できるようにすることもできます。
たとえば、上記の数式を書き換えて、合計する製品の名前を含むセルを参照できるようにすることもできます。
条件にテキストを入力する場合は、二重引用符( ")で囲む必要があります。
数値の場合は二重引用符は不要です。
数値の場合は二重引用符は不要です。
ExcelのSUMIFS - 概要
SUMIF関数が条件が1つなのに対し、SUMIFSは複数条件を満たすセルを合計する関数です。
論理演算子(>、<、<>、=)やワイルドカード(* ,?)を使用して部分一致での条件指定をすることができます。
関数の構文
ExcelのSUMIFS関数の構文は次のとおりです。
=SUMIFS(合計対象範囲, 条件範囲1, 条件1, [条件範囲2,条件2], ...)
引数 | 説明 |
---|---|
合計対象範囲 | 合計するセルの範囲。数字のあるセルだけが合計されます。(空白、テキストは無視) |
条件範囲1 | 最初の範囲 |
条件1 | [条件範囲1]で使用する条件 |
条件範囲2 | 2つ目の範囲 |
条件2 | [条件範囲2]で使用する条件 |
使用する際の注意
- 引数を入れる順番がSUMIF関数とは異なります。SUMIFS関数では計算したい範囲を最初に指定しますが、SUMIF関数では3つ目の引数で指定します。
- ワイルドカード(?、*)を使用することで部分一致などの条件指定もできます。
?(疑問符)は任意の1文字に一致し、*(アスタリスク)は任意の文字列に一致します。 - SUMIFS関数の複数の条件はAND条件で計算されます。
関数の読み方とバージョン
読み方:サムイフズ、サムイフス、サムイフエス
バージョン:Excel2007以降のバージョン
DSUM関数との使いわけ
SUMIFSで複数条件の指定した場合はAND条件となりますが、DSUM関数はAND条件、OR条件を簡単に設定することができます。
AND条件での複数条件であればSUMIFS関数でも同じことができます。

DSUM関数 / 複数条件に一致するデータを合計するExcelで複数条件に合ったデータの合計を求めるDSUM関数の使い方。実務に基づくサンプルで理解しやすいExcel操作。...