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数字の入力、計算をする(計算式を入れる、計算の答えを入れる)
第一回目のマクロ入門講座はマクロの始め方、画面の使い方、文字の入力をしました。
今回は数字の入力と、基本的な計算方法を入れる方法を説明します。
1回目の記事はこちら
初心者向けマクロ入門講座① / VBAコードを書いてみる
Lesson
セルA1に『1』
セルA2に『2』
セルA3に『3』
と入力するマクロを作成してみましょう。
数字を入力するマクロコードを記述する
1 コードウィンドウに以下のように入力(下にあるコードをコピー)します。
■記述するコード
Sub 数字入力()
Range("A1") = 1
Range("A2") = 2
Range("A3") = 3
End Sub
マクロのコードで使用する「 =(イコール)」は、右と左が等しいという意味ではなく、
右を左に入れる、という意味になります。

2 実行します。

マクロで計算してみる
Lesson
『100+200』の計算の答えを
セルA1にマクロで入力してみましょう。
計算をするマクロコードを記述する
1 コードウィンドウに以下のように入力(下にあるコードをコピー)します。
Sub 計算()
Range("A1") = 100+200
End Sub

2 実行します。

3 セルA1に『300』が入力されました。
計算式を入れたマクロは、実行すると答えの数字だけが入力されます。
これは値貼り付けを行ったのと同じ状態です。
答えの300がどのように計算されたか、計算式の確認ができない入力方法となります。
数式バーを見ても計算式はなく、『300』という数字だけが入っている状態です。
では、Excelの時に入れる計算式のように『=100+200』を入れて答えを出したい場合の方法を次に説明します。
計算式を入れて答えを求める
Lesson
『100+200』の計算の答えを
セルA2にマクロで入力してみましょう。
計算式を入力するマクロコードを記述する
1 コードウィンドウに以下のように入力(下にあるコードをコピー)します。
Sub 計算式を入れる()
Range("A2") = "=100+200"
End Sub

先ほどとの違いは、数式を "" で囲い、Excelでの計算式と同じように入れることです。
2 実行します。

3 セルA2に『300』が入力されました。
数式バーには『=100+200』を入力されています。
- 文字の入力は""で囲う
- 数字だけを入力する場合、 " " は不要
- 計算式を入力する場合、「=」から始まる計算式を " " で囲う
- 計算の答えだけを数字として入れる場合は、 " " は不要