IFERROR関数の使い方
Excelでエラーを回避したい場合は、IFERROR関数を使用します。
2007より前のバージョンをお使いの方は使用できないため「ISERROR関数」を使用してください。
例題を使ってIFERROR関数の一般的な使用方法について簡単に説明します。
Sample
前年比がエラーになる場合は、エラー値ではなく、「-」で表示させたい
上記の例では、合計を表示させたいセルD5に以下のような数式を入力します。
=IFERROR((C5-B5)/B5,"-")
[解説]
2017年の売上がない場合、計算の答えが出ないためエラーの「#VALUE!」が表示されます。
このように前年比がエラーになってしまう場合に、エラー値を「-」と表示する。
値 (C5-B5) / B5
エラーの場合の値 "-"(エラー時に表示させたい文字や記号などを入力)
空欄にさせたい場合は「""」と入力します。
IFERROR関数 - 概要
ExcelのIFERROR関数は、数式の答えがエラーになる場合に任意のテキストや数値を表示させる関数です。
エラーが検出されない場合は計算結果が表示されます。
関数の構文
ExcelのIFERROR関数の構文は次のとおりです。
=IFERROR(値, エラーの場合の値)
引数 | 説明 |
---|---|
値 | 必須。 エラーをチェックする値、参照、または数式。 |
エラーの場合の値 | エラーが見つかった場合に表示させたい値です。 |
使用する際の注意
- IFERROR関数を使用して、他の数式や関数によってエラーになった答えを処理します。
IFERRORは#N/A、#VALUE!, #REF!,#DIV/0!, #NUM!,#NAME?, #NULL!のエラーをチェックします。 - 値が空の場合は、エラーではなく空の文字列( "")として表示されます。
- Excel 2013+では、IFNA関数を使用して、#N/Aエラーを特別にトラップして処理することができます。
関数の読み方とバージョン
読み方:イフエラー
バージョン:Excel2007以降のバージョン