OR関数の使い方
Excelで複数の条件の1つでも合う、合わないを判別したい場合は、OR関数を使用します。
複数ある条件のどれかを満たすかどうかを調べる時に便利な関数です。
また、複数条件すべてを満たすかどうかを判別する場合は「AND関数」を使用してください。
OR条件とAND条件の違い
OR:複数条件どれか1つでも当てはまるもの
AND:複数の条件をすべて満たしているもの

例題を使ってOR関数の一般的な使用方法について簡単に説明します。
Sample
売上、利益率どちらか1つでも予算を超えたかどうかを判別したい
上記の例では、結果を表示させたいセルF5に以下のようなOR関数の数式を入力します。
=OR(B5<=C5,D5<=E5)
[解説]
B5<=C5(売上),D5<=E5(利益率)のどちらか1つでも条件を満たしているかの判別した結果が表示されます。

2つの条件、両方満たす、どちらか1つでも条件を満たしている(達成)営業所は「TRUE」、
どちらも満たしていない(未達成)営業所は「FALSE」が表示されました。
[応用編]IF関数とOR関数を組み合わせて使う
結果がTRUE/FALSEだとわかりにくいため、通常はIF関数と組み合わせて使用します。
Sample
売上、利益率のどちらか片方でも予算を超えたら「◯」、それ以外は「✕」を表示したい

=IF(OR(B5<=C5,D5<=E5),"○","×"))
IF関数の中にOR関数で条件を複数入れることで、
どれか1つでも条件に一致(TRUE)→IF関数で◯に変換
条件が一致しない(FALSE)→IF関数で✕に変換
となります。

ExcelのOR - 概要
OR(オア)関数は、複数の条件を同時にテストする時に使用する関数です。
複数条件のうち一つでも満たしているものを判別することができます。
関数の構文
ExcelのOR関数の構文は次のとおりです。
=OR(論理式テスト1, [論理式テスト2]...)
引数 | 説明 |
---|---|
論理式1 | 1つ目の条件をいれます。 |
論理式2 | 2つ目の条件をいれます。 |
使用する際の注意
- OR関数は、最大255つの条件を入れることができます。
関数の読み方とバージョン
読み方:オア
バージョン:Excel2002以降すべてのバージョン