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マクロで範囲選択するサンプルコード
VBAで操作する際には、対象範囲の指定が必要です。1つのセルだったり、複数セルや表全体、行、列などいろいろな範囲選択の方法を説明します。
以下は色々な範囲選択の方法のサンプルコードです。
1つのセルを選択する
以下の内容をコードに入力し、実行してみます。
Sub sample1()
Range("A1").select
End sub
実行するとセルA1のみが選択されます。
連続したセル範囲を選択する
Sub sample2()
Range("A1:C4").select
End sub
実行するとA1からC4までが選択されます。
離れたセルを複数選択する
Sub sample3()
Range("A1:C4,E3:G9").select
End sub
実行するとA1からC4、E3からG9までの複数のセルが選択されます。
Cellsを使ったセル選択
Sub sample4()
Cells(2,4).select
End sub
実行するとセルD2が選択されます。
Cells(2,4).select
と Range("D4")
は同じ意味です。
Cellsを使ってもRangeを使ってもセルの選択はできます。
違いは、Rangeは通常使用しているセル番地をそのままでいいのに対し、Cellsは行番号、列番号を数字だけで指定します。
A列=1、B列=2、C列=3、、、
数字の指定なので "" (ダブルクォーテーション)は不要です。
通常使うセル番地の列と行を逆に指定するので注意が必要です。
Cellsを使って複数セルを選択
Sub sample5()
Range(Cells(1, 1), Cells(3, 4)).select
End sub
Cellsを使って連続した複数セルを選択する場合は、Rangeを併用します。
Rangeの中で、選択したい最初のセルと最後のセルを , (カンマ)区切りで指定します。
通常はRangeを使用することが多いですが、Cellsを使用することのメリットは、列を数字で指定するので変数が使用できる点です。
すべてのセルを選択する
Sub sample6()
Cells.Select
End sub
実行するとすべてのセルが選択されます。
すべてのセルを選択する場合は、RangeではなくCellsを使用します。
行の選択
Sub sample7()
Range("1:1").Select
Rows(1).Select
Range("1:1").Select
End sub
上記はどれを使っても1行目が選択されます。