2018.12.21

DAVERAGE関数 / 複数条件に一致するデータを平均する

Excel2

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DAVERAGE関数の使い方

Excelで、複数の条件に合うデータの平均を求める場合は、DAVERAGE関数を使用します。
（AVERAGEIFS関数でも同様のことができます。使い分けはページの後半で説明しています）

例題を使ってDAVERAGE関数の一般的な使用方法について簡単に説明します。

Sample

上記の例では、東京営業所の5月の平均売上額を表示させたいセルH4に以下のようなDAVERAGE関数を入力します。

=DAVERAGE(A3:D13,D3,F3:G4)

[解説]
A3～D13の表(データベース)から、F3～G4の条件(営業所が「東京」で売上月が「5月」)に当てはまるセルの金額を平均する。

データベース　A3:D13
フィールド　D3（平均したい項目がどこかを選択）
条件　F3:G4（条件が記載されている範囲）

データベース、条件の範囲は必ず項目名を含めて選択をします(どの項目が何の条件かで一致しているかを見るため)。

データベース内の項目名と条件の項目名は一致する名前である必要があります。

DAVERAGE（ディーアベレージ）関数は、範囲内の複数の条件を満たすセルの平均を計算することができます。DAVERAGEは部分一致のために論理演算子（>、<、<>、=）とワイルドカード（* ,?）が使用できます。

ExcelのDAVERAGE関数の構文は次のとおりです。

=DAVERAGE(データベース, フィールド, 条件)

引数	説明
データベース	1つ目の条件が満たしているかどうかを判断するための範囲を指定します。
フィールド	データベースの中で平均の計算をする項目がどこかを指定。
条件	項目を含む、条件を満たしているかどうかを判断するための範囲を指定。

ワイルドカード(？、*)を使用することで部分一致などの条件指定もできます。
疑問符は任意の1文字に一致し、アスタリスクは任意の文字列に一致します。
「東京を含む」という条件にしたい時は「*東京*」と入力します。
条件にあったセルの値を平均します。セルの値を合計したい場合にはDSUM関数を使用します。
AND条件は横に並べ、OR条件は縦に並べることで複雑な条件での指定も可能です。